2013年09月30日

これがショウゲンジだ!

bouzu.jpg
Iさん経由で二次元氏からもらったキノコ。
「ショウゲンジ」といいます。
クセがなく歯切れのよい優秀な食菌で、
こんな立派なのを見るのは小学校のとき以来です。
Iさんは「100本ぐらい採った」と言っていたのですが、
あるところにはあるのですね、恐るべし長野。

ショウゲンジというのは、どういう漢字をあてるのか
わかりませんが、どこかのお寺の名前のことです。
正確に言うと、しょうげん寺という寺のお坊さん。
もっと正確に言うと、幼菌がお坊さんのつるつる頭に似ている、
ということで名付けられたのでしょう。ショウゲンジよりも
もっと直接的に「ボウズタケ」と呼ぶ地方もありますし、
「コムソウ」と呼ぶ地方もあります。

主に針葉樹に生えるのですが、このキノコが生えると
マツタケ山はまもなく終わりになるといいます。

今日はショウゲンジをもらってあまりに嬉しくて
Mさんに見せびらかしに行ったのですが、
ヤナギマッタケを採集したときも嬉しくて
Mさんに見せに行ったのでした。
今度は隣人先生のところに見せに行こう。
(まったく、迷惑なことで。)
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2013年09月29日

シャバシャバの責任

八宝菜を食べました。
片栗粉を使って “とろみ” をつけた料理が好きなのです。
中華料理にはたくさんありますし、日本料理にもあります。

ある時期まで、そういう料理を食べる度に不機嫌になっていました。
とろみが足りないと感じていたのです。どの店も、揃いに揃って、
なにゆえここまでシャバシャバであるのかっ!!といつも怒っていました。
でもあるとき、んっ??と思いました。いくらなんでも、
いつどこで食べてもシャバシャバなのはおかしいのです。
じじつ、いっしょに食べている友人の料理はトロトロしているのです。
ぼくの皿だけがシャバシャバなのです。

唾液に含まれる酵素の具合で、とろみがすぐシャバシャバ
になってしまう体質(というか、食べ方の問題かもしれない)の
ひとがいるのを知ったのは、ずっと後のことでした。
ある意味、猟奇的な記事ですな、申し訳なく候。
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2013年09月28日

もらうだけもらって

ハンカチで涙を拭くことができるのだ、と久しぶりに思った。
いや、これまで一度も人前で涙を流したことがなかったのだから、
きっと、はじめてそのことに気づいたのだ。

そのひとを見ても涙を流すまいとは思っていたけれど、
そのひとのそばに置かれたかわいらしい人形を見て、
あれこれ考えをめぐらしてしまったら、
ついにこらえることができなくなった。

久しぶりに会った従妹が聞く。
「おにいちゃん、ひとを教えるなんて、どうやったらできるの?」
「ぼくは、ぼくがアホやから、自分にでもわかるように説明するんや」
「え〜そんなん、ぜったいうそや〜」
もう、この誤解を解くことは生涯できそうもない。

お世話になるだけなって、なんのお返しもできず
彼方へ見送ってしまったひとが、またひとり。
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2013年09月27日

お別れ

「‥‥‥‥‥‥‥‥。」
電話口で世界が色を失っていった。
心を浮き立たせるような出来事たちが、とつぜん、
どうでもよいものになって、視界が狭くなった。

もう娘さんとはお会いになられたのでしょうね。
明日は、ぼくも最後のお別れに参ります。
posted by pilz at 23:05| 京都 ☀| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年09月26日

秋に忙しいキノコ親善大使の憂鬱

yanagi.jpg
こんなところにそんなことを書いていいのかどうかわからないが、
これはイカンなぁと思っていることがある。周囲のひとたちの
キノコリテラシー(キノコ読み書き能力)の低さなのである。
先日など、O部長が、この記事の写真(ナラタケ)を見て、
「たくさんのシイタケですよね〜」とか言っていて、愕然とした。
シ、シイタケって‥‥

ぼくがキノコ親善大使として部署にやってきて、すでに1年半。
それでいて、このキノコリテラシーの低さなのである。
この改善のためには、部署のみんなで山にキノコ狩りに‥‥
(そんなひま、あるかっ!)

――――
写真は本日収穫の美味キノコ、ヤナギマッタケ。
見るからに美味しそうでしょ? 収穫地、賀茂川の近く。
情報提供は我がゼミの●君。グッジョブ、●。
posted by pilz at 19:53| 京都 ☀| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年09月25日

無題

meishin.jpg
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2013年09月24日

スズメのふわふわ

tsubura.jpg
めっきり屋根や木に登っている人を見なくなりました。
もちろん、屋根瓦を修理するためとか木の枝を切るためとか、
そういうちゃんとした理由があって登っている人ならたまに見ますが、
ただ登りたいがために登っているような人は見ないような気がします。
なんでもかんでもちゃんとした理由がないといけないなんて、
まったくつまらないことです。

小さなころ、家の庭には柿の木が植わっていて、よく登ったものです。
柿の木はすぐ折れるから登ってはいけないと言われていたのですが、
登らないわけがないじゃないですか。木の上から見ると、
いつもとはちがう風景が見えました。正面からしか見たことのない
隣のおばちゃんのつむじが見えたりした。

屋根にも登りました。最初は叱られたのですが、
言っても聞かないものだから、いつのまにか黙認されてました。
家の裏側にあった柿の木を伝って登るのですが、
首尾良く登れると、それだけで少し偉くなったような気がした。

屋根には瓦と板のあいだにところどころ隙間があって、
毎年スズメが巣作りをしていました。手をつっこんで、
指先で雛を探します。傷つけないようにそっと取り出すと、
手のひらの上にはふわふわして丸くて温かいものがじっとしています。
しばらく見つめてそれだけで十分に満足して
温かなふわふわを隙間に戻すのでした。

毎年毎年、屋根の上でそんなことをしていましたから、
近所の人たちはさぞやアホな子だと思っていたでしょうね。
隣のおばちゃん、いろいろやさしくしてくださって、
ありがとうございました。
posted by pilz at 23:04| 京都 ☀| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年09月23日

繙(ひもと)く

一昨日「尋源」という言葉が好きだと書いたときに、
もうひとつ好きな言葉として、「ひもとく」が浮かんだ。

どうして好きなのかな?
繙くの「ひも」は、昔、本を閉じてあった紐のこと。
この意味では、「繙く」には、新しい本を前にして、
そこに書かれる、新しい知識や人との出会いへのどきどきや
わくわくが表現されているから、ということになるだろうか。

ここで書いたことがあるかもしれないけど、
ぼくは本に対するようにして人に対する。
必要があれば、本を読むようにしてひとを読むのだ。

わからないものだから、何度も何度も繰り返し読む。
大切だと思うところに線を引き、気づいたことがあれば
コメントを書き込んで、ときには付箋を貼る。
それでもわからないからまた読む。

学生とはあなどりがたいもので、線を引かれたり、
コメントを書き込まれたするのがイヤなひとは
ぼくのこういう性質を鋭く察知して、近づきさえしない。
それでいいと思う。
posted by pilz at 21:11| 京都 ☀| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年09月22日

彼岸花の赤さ

higan01.jpg
墓参りに行く。いつのまにか、真っ赤な彼岸花が咲いている。
それまでなんの存在感もなかったものが、彼岸の前後、
わずかな期間だけ、その存在感を目一杯に主張する。

彼岸花は好きではない。そばに寄って、触れたいとも思わない。
いかにも花です、といった派手な花はもともと好きではないが、
彼岸花が好きになれないのには、幼児体験が影響している。

おぼろげな記憶だが、ある日ある時、「彼岸花の色が赤いのは
死人の血を吸っているからだ」と告げた人があったのだ。
たしかに、そのとき彼岸花が美しく咲き誇っていたのは、
死人を埋めた盛り土の傍らであった。

もちろん、その言葉は、毒を含む彼岸花へ子どもを近づけないための
作り話であったか、あるいは、大人のたわむれであったのだろう。
だがほんのたわむれであったとしても、子どもの心に強く、
長く、影響を与える言葉がある。
posted by pilz at 22:06| 京都 ☀| Comment(2) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年09月21日

尋源館100年

1901年に東京巣鴨に開学された大学が京都に移り、
現在の地に新学舎が建設されたのが1913年の11月でした。
当時、小山村からは40ほどの田が大学用の土地として用意され、
購入金額は52,500円だったといいます。

(「赤レンガ100周年」の記念行事については、
こちらをごらんください。)


最初の設計図には、三島が『金閣寺』で
なんだかんだと言った中央の “塔” 部分は含まれておらず、
建築途中になんらかの理由で追加されたようです。
おそらくこの塔が途中で追加されることがなければ、
尋源館が現在まで残ることもなかったでしょう。

ぼくは昔からこの「尋源」という名前が好きです。
源流を、ピーク(Peak)を求めてつきつめるタイプですから。
源流をつきつめるタイプと河口へ降りるタイプがあるなら、
ぼくは断然、前者なのです。河口みたいな茫漠としたもの、
ぼくはイヤや。哲学科にはこのタイプが多いのでしょう。

以下は、人文情報学科の制作によるもの。
ビデオで撮った動画ではなく、膨大な量の静止画像
つまり写真を組み合わせたものです。
動画とは比較にならない画素数の多さが、
圧倒的な臨場感となるのでしょうね。
夜を徹した撮影は大変だったようですよ。

posted by pilz at 23:19| 京都 ☀| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年09月20日

Open Campus Report!

いまごろお知らせするのもどうかと思うのですが、
8月3・4・5日のOCレポートがおもしろかったので、ご報告。

ここの「奇人?変人?哲学科って?」。
I先生の名講義「人間関係学」をG君(決してK課のG君ではない!)が
報告しているのですが、よく書けています。

哲学とは頭に浮かぶ‘?’を「なぜ、‘?’なのか考える」学問である。
普段生活していて、‘?’を感じることはあっても、
その‘?’が常識と言われるものなら殆どの人は立ち止まって考えない。
しかし、本学の哲学科はその‘?’について考えましょうという学科なのだ。
だから、他人には理解されない部分もある。
でも、それがそれでまた趣があってよいのだ。

「それがそれでまた趣があってよい」
――この言葉に涙が出ました(ウソをつきました)。
ともあれ、ええぞG。

「学生スタッフかく語りき」には、
我がゼミのH君が出ておりました。
善き哉。
posted by pilz at 14:09| 京都 ☀| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年09月19日

リンゴ記念日

今日も飲んでおりましたのじゃ。いつものようにぐでぐでに飲みました。信じられないことですが、眠ってもいないのに、いま、最寄りの駅を乗り過ごしましたな。ぼーぜんと駅を見送っておりまする。ともかく、もっともっと慎重にことを進めねばならぬ、と痛感。今日は二次元氏からリンゴをもらったので、リンゴ記念日。
posted by pilz at 22:21| 京都 ☀| Comment(2) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年09月18日

牧歌的対話

立派なひとがいると思う。ここでいう立派なひととは、
生活や世界の全体にわたって肯定的な読み方ができるような
回路を張り巡らそうとするひとで、けっこうどこにでもいる。
自分の周囲が立派なものだと思うだけならよいが、
自分もまた立派にならねばならぬと思うようで、
いつもつま先立って、前のめりになって走りだそうとしていて、
走り出すとなかなかストップがかからない。

学生にもこんなひとがいるらしく、
「完璧な世界」構築旅行の途中で燃料切れになって
JAFのお世話になっている姿を、ちらほらみかける。

こういう学生をみかけると、「ちょっと、ちょっと、
どこのゼミの方か知らぬが、そこのお方。
そんな立派になってどうしようというのです、
もっと肩の力を抜きましょうよ〜 モ〜 メェ〜」
などと牧歌的に声をかけるが、ほとんど聞いてはもらえない。
一本気な性質が災いして、自分をゆるさないのである。
人間なぞ8割方どす黒いものだ(ちなみに、残る2割が大切なのですよ、
青少年のみなさん)、なにをしでかすかわかったものでない、
などとは夢にも思ってはいけないと信じているのである。

こう書くと、燃料切れ学生のなかには反論するひともいるだろう。
「そんなことをおっしゃいますが、せんせいのゼミは厳格で
手が抜けないと有名です。ゼミ生たちもみんな怖がってますし‥‥
そんな牧歌的な声を出しても、せんせいの本性、バレてます」。

それを聞いてぼくは「ぼくのグレーの本性を鋭く見抜いた今の君の
その気持ち、決して忘れないで欲しい」とだけ熱く告げて、
いいのか悪いのかわからないような気持ちで去っていくのである。
posted by pilz at 22:37| 京都 ☀| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年09月17日

旅のトキメキ度

旅じゃない、出張だって。

ぼくはことのほか出張が好きなひとで、
今回の出張でもたくさん得るものがあったのだけど、
それはここに書くべきことではなく、今後の仕事で生かす。

ここでは、道すがら出会ったトキメキたちを。
たまには写真いっぱいもいいでしょう。

(トキメキ度80%)
hokkai01.jpg

hokkai02.jpg

これまでいろんな駅弁を食べたけど、これがいちばん美味しかった。


(トキメキ度90%)
hokkai03.jpg

一両編成のJR車両。ワンマン。


(トキメキ度100%)
hokkai04.jpg

「あっ!」(注、ぼくはキノコ目だから、遠くにあるキノコが見える)
hokkai05.jpg

「やっぱり」
hokkai06.jpg

「ボリボリだ!(とある野生キノコの地方名)」
posted by pilz at 18:10| 京都 ☀| Comment(2) | 写真 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年09月16日

白い杖

歩道を歩いていた。正面から白い杖をついた人が歩いてくる。
やがてすれ違うだろう。足音を消して、やりすごそうとした。
完全に足音を消してすれ違ったはずだった。

だが、すれ違いざまに声をかけられた。
「すいません。この辺りに○○という店があると思うのですが‥‥」。
絶対に覚(さと)られるはずがないと思っていたわずかな気配を、
するどい聴覚で感じ取られてしまったのだ。
店はすぐそばにあり、案内はした。
その時こちらの顔が赤く染まっていたことも、
見透かされたのだろうか。
posted by pilz at 22:20| 京都 ☀| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

想像力を動かす。

今日は一日、布団の上ですごそうと思っていたけど、
やっぱり朝になると目がさめてしまって、起きてしまった。
もっと寝ようとしても、腰が痛くて寝ていられない。
「歳をとったら、あちこち痛うて、おちおち寝てられへん」と、
浪曲調の某先生が言っていたことを思い出した。
眠ることにもエネルギーがいるのだ。

台風のことが気になっていたので、起きてすぐテレビをつける。
見慣れた川が警戒水位を超え、橋が流れそうになっている。
恐ろしい光景なのに、いっぽうでは、それを “すごい” と思って、
非日常的なことが起きることをどこかで期待している
不謹慎な自分がいる。

非日常がじっさいに起きてしまったあとに、
どんな不利益が生じて、どんなに悲しむひとがいるのか、
想像すればわかるはずなのに、想像力はにわかには動き出さない。
むしろ、なにかを乗り越える力、抵抗を超えていくエネルギーに、
力強さへの熱狂にも似た感触を抱いているやっかいな自分がいる。

「あの橋のすぐ横に自分の家があると考えてみよう」と思いついて、
そう思ってみて、ようやく他人事ではなくなって
にわかに怖くなった。
posted by pilz at 10:44| 京都 ☔| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年09月15日

無題

fushimi.jpg
posted by pilz at 23:33| 京都 ☔| Comment(0) | 写真 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年09月14日

明日はオープンキャンパス

まだ家にたどり着けないでいる北海キノコでございます。
今日が連休の一日だと知らずに、ひとの波と大雨で
ところどころで遅れまくりでやや疲れておりまする。

さて、今回のオープンキャンパスは公募制推薦入試対策の
オープンキャンパスなのですじゃ。いつものように
いろいろな企画がありますが、ぼくの担当は

13時20分〜14時の小論文対策講義
14時10分〜14持40分の2教科型対策講義(英語・国語)
11持〜13持の個人研究室訪問

でございます。なになに?
あなたは自分の参加するプログラムしか書かないのか、
ですって? そう、ぼくのしか書かないの。
posted by pilz at 20:32| 京都 ☁| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年09月13日

ほどほどの揺れと傾き

高校の先生に「大路小路を読んでいる」と言われ、しまった、
そんなことなら、「ゴマフアザラシホッケ投げキノコ」は
やめておけばよかったと思うが、後の祭りなのである。

――――
今日の電車は乗っていて楽しかった。
ゴトゴトとよく揺れたし、カーブのたびにしっかり車体を傾けていた。
「なにを当たり前のことを」と思うひともいるかもしれないが、
ぼくがこのところ乗っている電車はどれもこれも、ほとんど揺れない。
近鉄はほとんど揺れないし、新幹線なんて、あまりの揺れなさ具合に、
ときどき本当に動いているのかわからなくなる。
もともと新幹線の路線には大きなカーブは置けないだろうし、
近鉄にカーブがないことはないが、少なくともぼくの路線では、
車体が傾いているのがわかるほどのカーブはない。

もともと電車というのはゴトゴト走るもので、
それなりに車体を傾けながら走ったのではなかったのかな。
こういう風に心地よく揺れたり、それなりに傾いたりするものだから、
なんとなくなにかに似ていて共感できるものもあった
ような気がするが、いまじゃあんまりスムーズで傾かない
ものだから、おもしろくなくなったような気がする。
あまりのスムーズさにも違和感を感じるのだ。

といっても、ぼくのように旅行気分でたまに乗る分にはいいけど、
日々使用する路線があんまりゴトゴトしても、
また、カーブばかりでも困るのだろう。
posted by pilz at 21:27| 京都 | Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年09月12日

薫陶(くんとう)

おかしいと思いはじめたのはしばらく一週間ほど前からだった。
夜の1時少し前、寝床で本を読んでいると、きまってお香のような、
使い古した仏具のような香りが部屋に漂いはじめる。
肩から腕にかけてが重いような気もしていた。
心霊現象にしておこうかと思ったが、因縁さがしなど
めんどうなのでやめておいて、さっさと寝入ることにしていた。

昨日、部屋をごそごそしていたら、あっと思った。
あの香りがするのだ。香りのもとらしいものを見れば、
ぼくがこの一週間ほど、就寝前の10分間にお布団から両手だけ
を出して読み、一日の疲れを癒している仏教関係の本だった。
その本は古書として買ったもので、前の持ち主がお寺の関係のひと
だったのか、一般の方が仏間に置いていたのかは知らないが、
そういう香りが染みこんでいた。

古書や借りた本には、前の持ち主にかかわる香りがついている
場合がある。これまでいろんな香りの本に出会った。
印象に残っているのは豆腐の匂いのする本。これは、
前の持ち主が豆腐屋さんであったとしか思えない
ような本だった。

いちばん好きだったのは大学院のときの
恩師から借りた本。いつもパイプをくゆらせながら本を
読んでいた先生の本はえもいわれぬかぐわしい香りを漂わせ、
さながら上質の燻製のようだった。本には、
最初から最後のページまで、びっしり線が引いてあった。
posted by pilz at 21:12| 京都 ☀| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年09月11日

酔いどれキノコの北海酒場放浪記

お待たせいたしました。今年も、
酔いどれキノコpilzが北海道の場末の酒場で
ぐでぐでになりながら人生について暑苦しく語る
「酔いどれキノコの北海酒場放浪記」が
明日からはじまります。

昨年は函館キノコからはじまり、
残念ながら大雨で帯広キノコにはなれず、
最後は稚内ゴマフアザラシホッケ投げキノコ
(この辺りの事情がまだわからないCのH君あたりは、
Yさんに聞いてください)となって終わりましたが、
今回の旅程はまだ教えないのです。ともかくいまの時点で
言えるのは、期待を裏切らない旅になるであろう
ということだけなのであります。

では、明日からの北海酒場放浪記をよろしく
お願いいたします。(だから、高校訪問だって。)
posted by pilz at 21:00| 京都 ☀| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年09月10日

ソーダー水

soda.jpg
強い炭酸飲料水が好きだという学生がいて、
コカコーラより強い炭酸飲料水はないのではないか、
といっていたことがあったので、いつしか、
ご当地ソーダを見つけると、すかさず買ってきて
飲むのが習慣になった。

いつかコカコーラより強い炭酸を見つけて教えて
やろうと思っていたけど、そうこうしているうちに
当人は卒業してしまった。

ソーダのよさは、味でも歯ごたえでもない、
のどごしの際の一種の圧迫感・抵抗感のような
ものだろうけど、それを生命を維持するための飲料水の
付加価値にしてしまうとは、ほんとうにおもしろい。

学生からの影響で趣味になったり、
好きになったりしたものは多い。
きらいになったもの?もあるかなと思ったけど、
ちょっと考えても思い出せないので、
きっとないのだろう。
posted by pilz at 23:43| 京都 ☀| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年09月09日

「失敗しないでおくこと」

昨日は修正液とか修正テープの話を書いたけど、
こういうものって昔はなくて、いまは便利になった。
昔はせいぜい、本当に消えているのか怪しいような
「インク消し」という化学薬品みたいなのしかなかったけど、
いまでは修正液や修正テープだけでなくて、
消えるボールペンまであって、愛用している。

それで気づいたのは、間違うということは、
年々経験を積み重ねても根絶できないということ。
間違うこと自体は物心ついたときからなんにも変わってなくて、
変わったのは、いかに間違いをごまかすか、
ごまかせなくても、それによってひとにかける迷惑をなんとか
最小限にとどめる、という “生きるための術(すべ)” が、
やや身についたぐらいの違いなのだ。

「失敗しないでおくこと」にあまりにもエネルギーを
注ぎすぎない方がいいよ。失敗しないでおくことにあまりに
エネルギーを注ぎすぎて、ミスってももう一度やりなおす
余力がもうない‥‥なんてことになったらバカみたいだ。
posted by pilz at 21:21| 京都 ☁| Comment(2) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年09月08日

人生を「元に戻す」

珍しく手書きで文書をつくる。やたらと書き間違えてしまう。
“打つ” ばかりで、文字を “書く” 能力が退化しているのだ。
修正液と修正テープを駆使するが、修正したものを
また間違うことさえあって、情けなくなる。

そして、そういうふうに間違うたびに、
頭のなかで「元に戻す」をクリックしている。
ゲームのしすぎで人生の何事にもリセットがきくと思っている
小学生がいるという記事を見て一笑に付していたけど、
この場合、一動作であってもぼくも人生のプロセスを
やり直しできるとカンチガイしているわけだから、
記事を笑ってばかりもいられないのかもしれない。
posted by pilz at 17:57| 京都 ☁| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年09月07日

今日は

学会。久しぶりに会った大学の先輩と話し込む。よい発表をいくつか聴けてよかった。だけど、いっときと比べると、大学関係者が減って寂しい思いもした。と、言っているぼく自身が発表していないから、説得力がないのだけど。
posted by pilz at 22:10| 京都 ☁| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年09月06日

偉いひとは偉いひとなりに

偉いひとは偉いひとらしく、もっと偉そうにして
もらわないと困る。ぼくは、偉いひとはその偉さに応じて
偉そうにすることを当たり前だとまではいわないにしても、
「そうなることは理解できます」ぐらいに考えているので、
偉いひとはそれなりに偉そうにするものだろうと
想定しながらひとと付き合う。

ところが、明らかに偉いにもかかわらず、ちっとも
偉そうにしないひとは困る。ちょっと油断をすると、
ぼくよりも目線を下げているような油断も隙もならない
謙虚なひとには、内心、穏やかではない。

偉くもないのに偉そうにしているひとや、
尊敬すべきものをものっていないのに自分を敬えと
迫ってくるようなものには1ミリたりとも傾かないが、
こういう謙虚なひとのまえではぐらぐら揺れはじめて、
まいりましたと、かってにひれ伏す。

で、こういうことを言う場合には、てちゅがくしゃ的に、
「偉い」とはどういうことなのかが問題になるのだが、
そんなこと、簡単に教えられるわけがないではないか。
といっても、それなりの袖の下があれば、
教えないでもないのである。
posted by pilz at 22:02| 京都 ☁| Comment(2) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年09月05日

ほめられデータベース

いたるところでアドレスを公開しているので、
お会いしたことのない方からたくさんのメールをいただきます。
たいした返事は返せませんが、うれしいものです。
中高生からのメールなんかは特にうれしいですね。
生活範囲の限定された人には相談できる人(の選択肢)が
多い方がよいからです。

メールの内容では、叱られることもあれば、
ほめられることもあります。叱られたときには、
すみやかに問題点を修正し、お礼を言い、
用が済めばメールはごみ箱にポイッします。
“叱られメール” には、ことのほか冷淡なのです。

“ほめられメール” はポイッしません。するもんかです。
心が寒〜くなったときのカイロになるからです。
Outlookの「ほめられメール」フォルダには “ほめられメール”
が詰まっています。ときどき開いてはニヤニヤします。

ブログをはじめてからは、コピペした “ほめられコメント”
を「ほめられメモ帳」に保存するようになりました。
最近では、“ほめられメール” と “ほめられコメント”
を統合した「ほめられデータベース」をExcelで作ろうと企んでいます。
これが完成した暁には、もう “氷河期” なんて怖くありません。
いい歳をしても、この程度なのです。
posted by pilz at 22:19| 京都 ☁| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年09月04日

「そんなの、みんな同じだよ」

ちょっと深刻な相談を受けたときの返答として、
これは避けた方がいいと自重している言葉がある。
「そんなの(不安や悩み)、みんな同じだよ」という言葉だ。
これを警戒するには理由がある。以前、知人の相談を受けたときに
うっかりこの言葉を口にして、異様なほどにキレられたからだ。

自分としては知人の閉塞(へいそく)感をなんとかしようと善意で
言ったこともあって、大げさに言えばちょっとしたトラウマになり、
その後、その知人とはすっかり疎遠になってしまった。
そんな経緯もあって、思い出すのもおぞましい言葉なのだが、
そのわりには、相談されて返答に窮すると今でも相変わらず
使ってしまいそうになって、あわてふためく。

だが今になってみれば、あのとき知人があれほど怒ったのも
わかるような気もする。自分の不安がありふれた、
誰でも抱きがちなものであったとしても、相談者からすれば、
「ありふれた不安だからといって、どうだというのか?」
となるだろうからだ。同じ不安を抱く人がいようといまいと、
それが相談者にとって切実な問題であることに変わりはない。

もっと正確に言うなら、そもそも相談者の不安を相談された者が
感じることなどできない。だとしたら、「みんな同じだよ」は、
相談者の感じた内容を知りもしないのに、それと “同じもの”
が他にもあると断言していることになる。これは、
「自分は本当は相談者を知ろうとするつもりがないのだ」
「自分は本当は相談者には興味がないのだ」
と自分から暴露しているに等しい。

相談者には、自分の不安が相手に理解されないにしても、
それが特別なものであることだけは認めて欲しいという気持ちもある。
そういう意味では、相談者にとっては自分の不安が相手に簡単に
理解されるようでは困る、とも言える。
自分が抱える不安を一番知っているのは他ならぬ自分であり、
この不安に関しては自分が最高の権威者であるという
“エリート意識” は、相談者自身をさらなる閉塞感へと追い込んでゆく。
こうした、自分の不安や、そうした不安をもっている自分を特別視
する気持ちからすれば、「みんな同じだよ」という言葉が
相談者の神経を逆なですることは明らかなのだ。

想えば、あのとき知人が激怒した理由もわからないでもない。
だが、このようなことを今、自分のなかで納得したつもりになった
からといって、悲しいかな、知人との関係を早速にも修復しよう
という気になるわけでもない。その辺りもむずかしい。
posted by pilz at 22:25| 京都 ☁| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年09月03日

不条理

壊れゆくものを見なければならないことがある。
なにかが一枚、一枚と、剥がれゆくようなさまを。
あのときの笑顔はどこに行ったのだろうか。
あのころのきらきら輝いていたまなざしは
どこに行ったのだろうか。
posted by pilz at 20:39| 京都 ☔| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年09月02日

海だ、海が見える。

不意に見える海が好きだ。電車の車窓から見える町並みが
不意に途切れて、思いもしない海が見えたとき。
なだらかな坂道を自転車で登り切り、とつぜん、
眼下に広がる海を見たとき。

そういうとき、「海だ、海が見える」と声を出さないでいられる人は、
どんな人なのだろう。山育ちのぼくには、想像できないのだ。
波照間ブルーの海であれば100点満点だが、
そんな海なら、グレーでもいい。

ぼくの場合、「海だ、海が見える」の感動は、
ちょっとほかにはないタイプの感動なのだ。たぶんその瞬間、
コンマ何秒かは我を忘れて、なにか普段とは
ちがうものになっている。
posted by pilz at 20:22| 京都 ☔| Comment(2) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする