2015年02月11日

「ドキュメント72時間」

対象をしぼって72時間の定点観測をするNHKの番組
定点観測といっても、なかみは人間ドラマ。前回の池袋の
金券ショップの様子はおもしろかった。いろんなひとが行き交う。
「行き交う」と刹那的な表現をしてはみるけど、あくまでそれは
ひとりの人間のこと。それぞれが小宇宙を抱えている。

ちょっと前に放送していた北大の自治寮の話も楽しかった。
北大の自由な学風のなかでたくましく育っていく学生たち。
100年以上の歴史があり、400人が暮らす。家賃は1万円ほど。
「自治」とは、自由と責任の謂いなのだ。あれをみて、
なにがなんでも北大でないと‥‥と思った高校生は全国に
あまたいただろう。そして、そんな北大の自治寮でも、
寮生たちとの交流よりも、個室での生活を望む者がだんだん
増えてきているというのも、考えさせられた。

ある一点にのみフォーカスしているようでも、そこには歴史の
積み重ねが反映されていて、また新しいものが流れ込んでいる。
そんななかで翻弄されたり、立ち上がろうとする姿がある。
誰なんだろう。こんな番組を制作しようとしたのは。
こういうのって、NHKの底力だと思う。
posted by pilz at 10:15| 京都 ☁| Comment(2) | キノコ的逸品 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする