2013年07月06日

パトリシア・ポラッコ『ありがとう、フォルカーせんせい』

お待たせいたしました。
では、今年前半に読んだ絵本のなかから、
個人的な絵本大賞をお知らせいたしましょう。

パトリシア・ポラッコ『ありがとう、フォルカーせんせい』
(岩崎書店)です。なになに?そんな本知らないって?だから、
ここに書いているのです。読む者を動かすことのできる本です。

で、なにがよいかということですが、
ストーリーのよさはご自身で読んでたしかめてください。
これから先生になりたい、と思うひとなら、ぜひ。

ここでは絵のことを言っておきます。絵もポラッコ。
画家による絵というのではないにしても、独特の絵柄です。
とくにぼくが好きなのは人物の表情。

「どうしてもわからない」という表情。
「やっぱりじぶんには無理なんだ」という表情。
「おもしろい! わかるようになった!」という表情‥‥。
主人公の心の動きが、手にとるように伝わってくるのです。

「おもしろい(面白い)」というのは、もやもやが晴れて、
目の前がぱっと明るくなったときのさまを表現するのだと言います。
「おもしろい!」――いくつになってもそんな表情をしてみたいし、
そんな表情に出会えたら、と思います。

ちなみに、2013年前半の次点は、
谷川俊太郎・和田誠『あな』(福音館書店)です。
この本についてはこれからいろんな授業で使うので、
ここではなにも話さないでおくのです。
posted by pilz at 22:01| 京都 ☁| Comment(0) | 好きな本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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