2014年05月03日

リアス式海岸

ときどき卒業生からブログを読みました、と言われることがある。
ぼくはこのブログを在学生のために書いているつもりはないし、
このブログを読んでいる学生はほとんどいないと思うが、
不思議と、卒業生たちがなにかを言ってくれることがある。
卒業して、大学とは似ても似つかぬ環境のなかに身を置けば、
不意に大学の匂いが懐かしくなるときもあるのだろう。

先日も言われた。「ブログを読みました。先生がお母さんとお祖母さん
について書かれた文章が好きです」。祖母についてはいくつか書いているが、
母についてはごくまれにしか書いたことがない。たくさんある記事を
よほど遡って探し出してくれたのだろうと思った。そして、
なぜ母と祖母について書いた記事がいいと思ったのか、気になった。

考えてみて、そのような記事のなかには、いつもの入り組んだ
リアス式海岸のようなぼくがいないからなのだろうと思った。
普段着の自分の不誠実さには自信がある。だから、
たいてい誰の前でも上手にウソをつくことができるが、
祖母と母の前ではつけない。


posted by pilz at 23:16| 京都 ☀| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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