2014年05月31日

極彩色の刺繍の付いたふかふか座布団

とある球技の試合をちらりと見たら、ほかの簡単なシートとは比較を絶した、
場違いとも思える超リッチなシートが数席、観客席に設けられていて、
そこには数人の王族らしき人たちが座っている。その国のその競技の
パトロン(経済的な支援者)のような存在なのかもしれない。

それを見て、小学生のころに家が入信していた宗教の集会のことを思い出した。
その集会では、信者たちを前にして、ずいぶんと偉い人らしい女性が講話を
していたのだが、その話がいつもつまらなくて、ぼくは辟易していた。
その話のつまらなさは(話の内容はあえて問わないとして)、
その女性の姿勢にかかわるものだった。

会場は畳敷きになっていて、そこにぎゅうぎゅう詰めで座る信者たちには
ペラペラのせんべい座布団が配られた。講話をする女性は一段高いところで、
ここまでの座布団が世の中に存在するのか!! と、感嘆符を二つ付けたくなる
ほどの極彩色の刺繍の付いたふかふか座布団に座って、講話をはじめる。

1時間‥‥2時間‥‥。それは子どもにとっては永遠に続くとも思えた。
やがて小さな子どもたちがむずがり出し、泣きはじめる。脚が痛いのだ、
無理もない。泣き声が聞こえているのか聞こえていないのか、
女性は半ばトランス状態になって薄目で上の方を見ながら、
いつ終わるとも知れない話を気持ちよさそうに続けるのだった。


posted by pilz at 23:43| 京都 | Comment(2) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
その女性には見えていなかったんですね。苦痛に耐え、今すぐ救済が必要な子どもたちの姿が。
すぐ目の前にいるというのに。
もしかしたら、認めたくなかっただけとか。話のつまらなさを。笑
Posted by 猛者 at 2014年06月01日 22:21
猛者君

白目をむいて話していたけど、なるほど、それは聴衆の反応をみたくなかったのかもしれないね。
Posted by pilz at 2014年06月02日 18:24
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