2015年01月31日

五叉路

(以下は東京で書いた文章です。)
五叉路に出くわすと、なぜか道に迷ってしまう。これまで五叉路にはあまり
出会わなかったせいか、四方に方角を当てはめるのが習慣になっている
からなのか、よくわからない。いやそんなむずかしいことを考えなくても、
分母が多いと正解率が下がるのは当たり前のことか。

それにしても分母の大きな街だと思う。上から下まで、白から黒まで、
天使の良心から悪魔のたくらみまで、ありとあらゆる選択肢がぐちゃっとなって
路傍に転がっていて、雲の上に頭を出しているひとからすでに人間をやめて
しまったひとまで、ありとあらゆる種類の人の形が跋扈(ばっこ)している。

大きな分母の街で生きることは、選択能力という実力をもったひとには
チャンスだろうが、もたないひとにとっては、一歩のミスで身を滅ぼす、
このうえない危険だともいえる。これは大学にもいえることだ。
入学後半年で自滅するひとをどれほど見たことか。もう一種類、
こんな街に向いていると思うのは、考えすぎて自分を追い込んでしまう
性質のひと。巨大な分母の前で思考停止に陥ることができるからだ。
きっと楽になれるだろう。
posted by pilz at 23:45| 京都 ☀| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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